2020 年 8 月

CTS Bioprocessing、Sani-Tech West との経営統合により社名を SaniSure® に変更

カリフォルニア州カマリロ、2020 年 8 月 –バイオプロセス業界向けシングルユース製品の大手企業である CTS Bioprocessing(CTS)は、Sani-Tech West, Inc.(Sani-Tech West 社および子会社の SaniSure® 社と SureTech 社、総称して STW)の買収を発表しました。1991 年に設立され、カリフォルニア州カマリロに本社を置く STW は、カスタマイズされたボトルアッセンブリー、無菌トランスファーシステム、キャップ、フラスコ、チューブ、クランプなど、バイオプロセス業界向けシングルユースソリューションの設計、開発、製造を手がけています。STW は従業員 170 人を抱え、南カリフォルニアで 2 つの施設を運営しています。同社は、高品質のソリューションと顧客サービスにより、大手のバイオ医薬品やバイオテクノロジー企業から長年にわたり高い評価を得てきました。また、アッセンブリー製品に加え、顧客の独自ニーズを満たせるよう、特許技術に裏打ちされた独自ソリューションも数多く提供しています。

CTS と SaniSure® のプラットフォームが統合することで、北米と欧州に強力な事業拠点が誕生し、よりグローバルに展開できるようになります。製造・組立事業を両地域で総合的に展開することで、業界をリードする両社のソリューションについてサプライチェーンの安定性を高め、世界的な販売パートナーのネットワークを活かせるからです。CTS と STW の両社は、PharmaTainer™ ボトル&カーボーイ、Cap2v8® ソリューション、aSURE® 継手、Bio-Ease™ クランプ、Mixed4Sure 密閉カーボイ混合システム、Gamma 安定攪拌バーといった、流体技術で中核的なソリューションを提供しているほか、シリコーンチューブや、Cellgyn® TPE チューブなどのエラストマーソリューションといった、幅広い押出成形製品も市場に送り出しています。

経営統合の一環として、グループ親会社の社名は CTS BioProcessing から SaniSure® に変わります。ただし、Cellon、TBL、Silicone Altimex、Sani-Tech West の各社は既存のブランド名や商標名を維持します。

Cellon の創業者兼 CEO の Richard Fry によれば、「CTS のプラットフォームに Sani-Tech West が加わり、大変嬉しく思います。 Sani-Tech West の製造能力と製品ポートフォリオは、CTS の能力と非常に補完的です。さらに同社は北米でのプレゼンスが大きいため、北米で PharmaTainer™ ベースの製品やアセンブリの販売増を見込めるほか、よりグローバルで顧客ニーズに応えられるようにもなります」。

Sani-Tech West の創業者兼 CEO の Richard Shor は、「3i や CTS のチームと一緒に働けることをうれしく思います。私たちは将来に対するビジョンを共有しており、それが経営統合を決定する上で非常に重要でした。革新的な製品ラインナップの拡充や、設計・製造能力の強化、そして地理的な拡大により、当社の魅力がさらに高まるでしょう」と述べています。

TBL のBob DuPont 最高経営責任者(CEO)は、「Sani-Tech West を CTS のプラットフォームに統合できて嬉しく思います。Richard Shor や Sani-Tech West とは長い付き合いで、両社の文化的な相性は抜群です。今回の統合により製造能力が拡充し、サプライチェーンの安定性がさらに高まるでしょう。相乗効果としてリードタイムを短縮し、品質リーダーとしての地位を強化できることになります」と述べています。

同社は今後も力強い成長を遂げる見込みです。モノクローナル抗体、ワクチン、細胞・遺伝子治療法の開発及び商業化に取り組む顧客を中心に、急成長する生物製剤市場の主要顧客に向けたアップストリーム・ダウンストリーム用途において、幅広いシングルユース製品を提供していくことが期待されます。

報道関係のお問い合わせは、SaniSure マーケティングチーム(marketing@sanisure.com)までご連絡ください。